カジノ誘致中のIR候補地
カジノは日本国内に最大3箇所開設される予定となっています。。IR候補地は下記の通りです。
・神奈川『横浜』
・東京『台場』
・愛知『名古屋』
・愛知『常滑』
・大阪『夢洲』
・和歌山『マリーナシティ』
・長崎『ハウステンボス』
以上の7箇所です。
上記の7箇所の候補地の中でも最も有力と定評のある箇所が神奈川『横浜』と、大阪『夢洲』の2箇所です。
これからの流れとしては、IR誘致に挑む各自治体は期日までに国に申請を行い、国がその中から最大3箇所を選ぶ流れとなります。
計画通りに進めば2022年にはIR候補地を正式認定される予定のため、後1年余りでカジノ誕生の街が決まることになります。
では、カジノ誕生の街として手を挙げている7箇所のIR候補地を見ていきましょう。
大阪『夢洲』
大阪は、カジノが日本に誕生すると話題になっていた初めの頃からIR候補地として手を挙げていたカジノ候補地の代表格です。IR誘致とは別に「万博」の誘致にも取り組んでいた結果、見事2025年の万博開催地に決定しています。
念願叶った万博の勢いそのままに、カジノ設立も実現できるのか見ものです。まさに「IR候補地の大本命」と言えるでしょう。
神奈川『横浜』
横浜は2019年8月に、山下ふ頭を候補地としてIR誘致に手を挙げています。山下ふ頭は1963年に外資のためのふ頭として建設された土地です。
しかし、地元では反対派が多く、横浜の有力者である横浜港運協会会長も頑なに反対している状況であり、地元をどう取りまとめるかが今後の大きな問題です。
長崎『ハウステンボス』
長崎県は、日本の主要な観光客が集まる「中国」や「韓国」から3時間以内と非常に近く、海外からの観光客集客の面では大きなメリットとなります。また、他の候補地はカジノ誕生に反対する方が多い状況ですが、長崎県は地元住民も賛成派が多いのが大きな強みです。
長崎県の候補地である「ハウステンボス」は佐世保市にあり、総敷地面積はなんと東京ディズニーリゾートの「約1.5倍」もあります。現在は、ヨーロッパを連想させるアトラクションを提供するテーマパークとなっており、黒字経営が続いています。
和歌山『マリーナシティ』
和歌山県は昔からカジノ誘致に取り組んでいる自治体であり、2004年頃から誘致に向けて動き出していました。しかし、IR候補地の中でも最も有力な大阪府と立地が近く、規模や経済効果を考えるとどうしても大阪府に劣ってしまう点が課題です。
そこで和歌山県は、「大阪府と合わせたIR誘致」を狙っていく方針を掲げています。デメリットを逆手に取った作戦がどうでるか見ものです。
愛知『常滑』
愛知県は常滑市の「中部国際空港(セントレア)島」への誘致を検討しています。愛知県が常滑市への誘致を掲げる理由としては、以前にIR構想の中断をしてしまった「常滑商工会議所」によって要望されたためです。
しかし、知事選にて3選を果たした大村知事は公約に「IR誘致」を掲げておらず、現在も比較的慎重な姿勢を保っているため今後どうなるかはまだ分からない状況です。
愛知『名古屋』
愛知県の名古屋市は市内への誘致を主張していますが、愛知県は常滑市の中部国際空港島への誘致を働きかけているため、愛知県と名古屋市はライバル関係になっています。愛知県も名古屋市もお互い譲る姿勢は見受けられないため、今後も争っていくと思われます。
名古屋市長はIR候補地を「名古屋市中心部」または「名古屋港周辺部」に絞って検討中ですが、まだ候補地が確定していない状況のため、他の候補地と比較するとスタートが遅れている感が否めません。
東京『台場』
日本一の大都である東京都は当初「お台場カジノ構想」を掲げていましたが、度重なる知事の交代や、会場候補地が売却されたことなどから、一旦計画は白紙になりました。
しかし、新たに「東京ベイエリアビジョン」にて、IR誘致を進めていく方針を見せ始めています。
大阪や横浜、長崎が有力候補と言われている中、どこまで迫れるかが今後のポイントとなります。
まとめ
今回は、カジノ誘致に名乗りをあげているIR候補地をご紹介してきました。ギャンブル好きな日本人の方が待ち望んでいるカジノはいったいどこに誕生するのでしょうか。
現在は7箇所が誘致を表明しており、最も有力なのは神奈川県の『横浜』と大阪府の『夢洲』、次いで長崎県の『ハウステンボス』という状況です。
2022年頃には最大で3箇所のIR候補地が確定する予定のため、結果を楽しみにしておきましょう。